サーフィンを始めるにあたり、自分が楽に乗れるスタンスやライディングポーズは最初のうちにしっかりと覚えることが大事です。これを決めないとバランスコントロールが悪くなるので、安定してサーフィンを楽しむことができなくなります。後からクセをなおすのは大変なので初心者のうちにまずきちんとしたフォームを体に覚えさせることが大事です。ライディングポーズはリラックスした上半身とバランスを保つヒザのバネが決め手になります。
足を前後に肩幅に開き、上半身は顔をまっすぐ正面に向けるというのが基本です。両足は前足の先を少しだけノーズ側に開き気味にしてヒザは常に曲げた状態で、後ろ足のほうが前足より低い位置になるように曲げます。後ろ足はヒザが90度くらいになるように曲げるのが目安です。上半身はムダな力を入れず猫背にならないようにし、ヒザのバネを使ってバランスをとるのがコツです。
また、スタンスは腰とヒザがスムーズに動く肩幅を目安とします。種類は二つで左足が前に来るレギュラースタンスと右足が前にくるグーフィースタンスです。サーフィンでは後ろ足がコントロールを左右するので一般的には利き足が後ろになるのが自然ですが、両方試してみて自分がやりやすほうに決めても問題ありません。位置はボードの中央部のストリンガーの上に両足を置き、後ろ足がサイドフィンの上あたりにくるのが一般的です。
鏡の前などで顔が下向きにならないように意識しながらライディングポーズを練習していくと垂直な姿勢を保てるようになります。