個性と自立心を養う全寮制のボーディングスクール

従来は外国留学というと大学や大学院という傾向がありました。しかし現在では、7もっと早いうちから留学して、感受性が豊かなうちに英語を学び国際経験を積むという選択肢があります。その場合はボーディングスクール留学を目指すのが一般的です。ボーディングスクールとは、主に英語圏の国に特徴的な全寮制の学校です。

都市部から離れた広いキャンパスに、学校だけでなく学生寮や教員寮が建つ、寄宿制の学校です。イギリス、アメリカ、スイス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド等に広がっています。ボーディングスクールの特徴は、自由な個性を尊重し自立心を養う教育です。教室は一般に10人から20人程度の少人数制で、一人一人にあったきめ細やかな指導を受けます。

また、あるテーマについて自分で考え、意見を発表し、同級生とディベートを行って授業を進めます。その中で自分で考える力や、実践的な英語力を身に着けるのです。また、教室だけでなく普段の生活も教育の場となります。寮生活を通じて自立心や社会性を学び、スポーツや芸術、奉仕活動などを積極的に評価します。

ボーディングスクールは様々な国から生徒を募集していますので、そこに通うだけで異なる文化の出身者と自然と交流することができます。若いうちにそのような経験を積むことは、他人の立場から物事を考え、多文化と共生する力を身に着けることができるでしょう。一口にボーディングスクールと言っても様々な種類があり、入学するときに求められる英語力や教育費は幅が広いのが現状です。高度な英語力よりも、本人の意志や目的意識を重んじる学校もたくさんありますので、充実した教育環境を求めれば最適な所が見つかるでしょう。