サーフィンは、ハワイやタヒチに住んでいたポリネシア人が使っていたボードが原型になります。当時は、波に乗るだけでなくカヌーのように、乗って櫂を使ってこぐような乗り方もありました。そのため、現在のサーフボードに比べて大きく安定したものでした。その後、波に乗るスポーツとして普及していく中で、サーフボードのサイズや用途も広がっていきました。
サーフボードは大きい方が安定し大波にも乗りやすい反面、小回りが利かなくなり細かいアクションができなくなります。そのため、日本の比較的小さな波に乗るサーフボードは5フィートから6フィート、もう少し大きなショートボードでも、6フィートから6.2フィート程度になります。どちらも、波にあわせやすい反面、ボード上で立つのが難しいのが特徴です。日本でも、太平洋に面し岩による干渉がない勝浦や和歌山の海ではもう少し大きなセミガンといわれるボードが使われます。
セミガンの長さは6.8フィート程度になります。海外でサーフィンを楽しむ人は、より大きなボードを使っており、8フィート以上のミニタンカーや9フィートを超えるロングボードに乗っています。また、従来のポリネシア人の使い方に近いボードとしてSAPと言うものがあります。スタンドアップパドルサーフィンの略で、ボードの上に立って、パドルで水を恋で進むタイプです。
基本はパドルで進みますが、波に乗ることもできるので、慣れてくると波にあわせながらこぐようになります。サーフィンは、若い方から年を召した方まで楽しむことができるスポーツです。