サーフィンのテクニック・ゲッティングアウトのツボ

サーフィンをするために沖へ出ることをゲッティングアウトといいます。この時、次々と押し寄せてくる波や崩れてくる波をうまくかわさないと岸へ戻されてしまいます。その時に使うサーフィンのテクニックがドルフィンスルーやプッシングスルーです。がむしゃらに沖に出ようとしても体力を消耗するだけなので潮の流れを上手に利用することが大切になります。

ドルフィンスルーはゲッティングアウトの中でも最も一般的なもので波の大きさにかかわらず使えます。海中にサーフィンボードと体を潜らせて波のしたをくぐるテクニックです。初心者の場合はボードの浮力や水の抵抗が大きいのでボードをうまく波に沈めるタイミングが難しいところですが、腕の力だけでなく全体重をかけてノーズを波の下に突き刺すような感覚でおこなうとうまくいきやすくなります。そもそも習得には3年ほどかかるとされ、ビギナーが最初にぶつかる壁でもあります。

これを克服するにはとりあえずどんな波でもドルフィンを超える練習をすることです。うねりだけでなく、プッシングスルーで超えられないような小さな波でもドルフィンスルーしてみることが大事になってきます。潜るタイミングも波の1メートル手前で潜るという意識で練習すればわかりやすいです。意外とボードを沈めるタイミングを把握していないサーファーも多いですが、上手に潜り抜けるためには波がブレイクする前にボードと体を沈める準備をして波を十分にひきつけてからすばやくボードを沈めるのがポイントです。